パサルカダエはアケメネス朝ペルシャの初期の首都。イラン南西部ペルセポリスの南東に位置する。
名称はアケメネス氏族が出自したペルシャ系のパサルガダイ部族に由来し、パサルガダイとも呼ばれる。
前550年キュロス2世がメディア王と最後の戦闘をここで交え、女性たちの激励で将兵たちは絶望的戦い
を勝ち抜いたという。勝利後キュロスは当地に都市を建て、ペルセポリスに代わるまでに帝都となった。
歴代ペルシャ王はここで即位、王の入市のたび祖先の偉業を記念して市の全女性に金片が贈られたと
いう。遷都後も宝庫が残されたが、前330年アレクサンドロス3世(大王)に明け渡された。2004年
に世界遺産の文化遺産に登録。 (コトバンクより) |